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で、3等席3000円のチケットを6枚購入した友人は、メールで「今度こそ買った座席を埋めてみせる、と誓った」と高らかに宣言、ご夫妻で参加の2名を確保し、8月15日時点であと2名を埋めればフルハウス、という状況に至る。が、8月19日になっても「追加参加者なし。」それどころか、ご夫妻参加チームの奥さん側が出席不可となり、「1名減だ。あーっはっはっ。」

そんなこんなで埋まったチケットは6枚中3枚。誓いのワリに達成率は50%、しかも十数年前の駒場の珈琲屋さんを思わせる往年のメンバーである。

「観劇ツアー」の伝道師によれば、彼は職場に集うバイト学生を動員すべく、「騙されたと思って...」とか、「チケット代はタダでいいよ〜」とか、果ては「観劇後のビールまで付けましょう」などと、私から見れば悪魔の誘いにも等しい甘言を弄しても、ぜんぜん芝居に人が集まらないそうな。

やっぱ彼に残された最後の手段は、芝居のメンバーを募る際に、「本当に」騙すしかないのだろうか?

ps 芝居がはねて、東銀座(東映パラスの上)の居酒屋で食事をしていたら、いきなり隣の席に「劇団☆新感線ご一行さま」がやってきた。キックボードでやってきたイギリス人のお兄ちゃんが30分後にマクベスとして舞台に登場する現実を受け入れるのもタイヘンだけど、さっきまで富田靖子率いる女盗賊団の一味として舞台を走り回っていた人たちが、隣でいわしの南蛮漬けを食べているのもヘンなものだ。


October 5, 2000

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