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ロイヤル・シェークスピア・カンパニーの「マクベス」を一緒に見た友人が、宗教的情熱で定期的に開催している「観劇ツアー」、8月の出し物は劇団☆新感線の「阿修羅城の瞳」だった。8月20日の日曜日、場所は新橋演舞場(劇場ロビーに蕎麦屋があるってのはいい、値段が高いけど)。

で、この「阿修羅城の瞳」、どんな芝居かというと、う〜んと例えば、江戸後期に時代を設定した荒俣宏の原作を、吉本新喜劇がヘビメタ・ミュージカルにしたような感じ。歌あり、踊りあり、ボケにツッコミ、ハリセンありの一大エンターテイメントである。

どういう組み合わせなんだ、それは?

と思う人がいるかも知れないけど、本当にそう組合わさってるんだから仕方がない。だからこれは観るしかないのだ。

何を隠そう、私も「観劇ツアー」の主催者からもらったメールに:

・参考:劇団新感線の芸風
ヘビメタ衣装をまとった大阪人が、芸人魂を炸裂させた時代劇ミュージカルと考えておいて下さい。

と書かれていた時には、「どういう組み合わせなんだ、それは?」な反応をしてしまった。「ヘビメタ衣装」+「大阪人」の「芸人魂」+「時代劇」+「ミュージカル」の足し算なんて、想像のおよぶ範囲ではない。「考えておいて下さい」ったって、どう考えろというのだ?

もっとも、今回の公演は「劇団☆新感線 SHOCHKU MIX」ということで、一族郎党でインスタントコーヒーをうまそうに(ぜったいウソだ)飲んでる市川染五郎、「アイコ16歳(古すぎ?)」の富田靖子、「蒲田行進曲(やっぱ古いか)」平田満などなどがゲスト出演してる。「ヘビメタ衣装」云々の足し算はできなかったけど、富田靖子を観る目的で、この「ツアー」への参加を決めたのだった。


(つづく)

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