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9月の観劇ツアーは、「料理の鉄人」加賀丈が演ずる「マクベス」。

これは人集めがラクそうである。なにしろ「マクベス」だ。「『マクベス』って、う〜んと例えば、黒澤明の『乱』のスコットランド・バージョンみたいな感じ」とか何とか比喩を工夫する必要がない。しかも、3月の「マクベス」と違って、今回は日本語での上演だ。

が、掲示板に書かれた彼の言葉は「合計6名の参加を目指します 」。「今度こそ買った座席を埋めてみせる、と誓った」彼の言葉は早くもトーンダウンしている。

ところがどっこい、蓋を開けてみると、チケット6枚中5枚が埋まっているではありませんか。やっぱ日本語「マクベス」の力は偉大ですねえ。と思ったら、前日までの時点で「阿修羅城」メンバー3名+1名しか埋まっていなかったそうで、「+1名」の彼女がナント当日の朝、友達に声をかけて5人目の参加者を確保したそうな。

かたや「騙されたと思って...」、「チケット代はタダでいいよ〜」、さらに「観劇後のビールまで付けましょう」とまで言って誘ってもチケットが埋まらない人がいる。一方で、気持ちよく晴れた9月10日の日曜日の朝、昼からの芝居に友達を誘う人がいる。やはりこの違いは「人望」にあると結論付けざるをえない。

(もっとも彼に言わせると、かなり前から観劇ツアーの情報をホームページ上で告知してるにもかかわらず、ぜんぜん私経由で人が集まらないのは、私にも「人望」がない証拠だそうだ。)


(つづく)

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