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そこで、これを「キアスーのイロハ」にしてみると:

イ)いつも勝たぬと気がすまぬ
ロ)ろくに借りたもの返さない
ハ)破格に安くて当たり前
ニ)人間だれも信じない
ホ)ホントに何でも取りまくり
ヘ)偏屈なまでに好き放題
ト)とにかく貰って、話は後で
チ)治外法権な御振る舞い
リ)理で詰めるよりミーイズム
ヌ)盗人たけだけしく横入り
ル)ルンルン気分で「まだ頂戴」
ヲ)おっと、安売りやってるじゃん
ワ)私の顔は潰すなよ
カ)呵々大笑の恥知らず
ヨ)世の中だれにも負けたくない
タ)たっての願いでようやく払う
レ)礼儀は余裕のある時だけ
ソ)損気は短気で補う構え
ツ)つまらぬものでもタダなら歓迎
ネ)寝ても覚めても取ることばかり
ナ)ないも同然、タダじゃなきゃ
ラ)楽することなく一番目指す
ム)むやみに何でも取りたがる
ウ)有無を言わさず余計にもらう
ヰ)いきなり怒鳴って取るだけ取る
ノ)ノーとイエスを一緒に言う

無理矢理イロハにしたこともあって、原文以上に酷い口調になってるような気もする。でも、シンガポールの人たちは時に自虐的なくらいの自嘲を込めて、しかし何故か楽しそうに「キアスー」な国民性を語る。ご覧の通り、国民性として語るにはあまりにもヒドイことばっかりなので、最初の頃はどういうワケで「キアスー」性論議があんなに盛り上がるのか分からなかった。


(つづく)

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