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今年の7月に論文を提出したわけだから、8月の末に東横線の新丸子に越して以降は、「現実逃避」の手段としてのCD試聴コーナーめぐりをする必要はなくなったんだけど、何となく習慣付いてしまったらしく、定期的に「CD試聴しまくり」モードになる。そんなわけで、ちょくちょく渋谷センター街のHMVに出かけては、いちばん上のクラシック・フロアからはじめて、一つずつフロアを降りながらいろんなCDを聴きまくっている。

とはいえ、渋谷の駅からHMVまでは、ウィークデイ・週末を問わず、殺意を抱いてしまうほどの人混みがうごめいてる。タワー新宿のJ-POPコーナーがストリートにくりだした感じ。本来なら、「地味目な没個性派」の私としては、その行軍を考えただけでも行くのがイヤになる。

でも、HMVの試聴コーナーにはタワーレコードより格段に良いヘッドフォンがあるし、クラシックのフロアでは、なんとベンチ付試聴コーナーがある。それに、クラシックのフロアまでたどり着いてしまえば、(ウィークデイ・週末を問わず)ぜんぜん人がいない。

いいぞ〜、ここは。

で、新宿タワーの「フロア別人種分布の法則」はここでも基本的に適用できるわけだけど、違っている点が2つある。クラシックフロアのサラリーマンの数が少ない。そして、HMVの1Fフロアではさらに新たな人種を観察できるのだ。

なにしろ渋谷はビット・バレーなところだから、HMVフロアの上にコンピュータ・ショップのT−ZONEが入ってる。このT−ZONEへのアクセス手段がHMV内のエスカレーターまたはエレベーターなので、HMVの1Fフロアは「音楽な人」と「コンピュータな人」のメルティング・ポットと化すことになるわけだ。

「コンピュータな人」ってのは、「アキハバラな人」と同義語で、見ればちゃんと「それっぽさ」が分かるんだけど、いざ何がどうだと書こうとすると、「それっぽさ」がどんな要素から成り立っているのかハッキリしない。

何はともあれ、アキハバラへ行け。

と言うわけにもいかんしなあ。


(つづく)

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