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すると、2日前にも同じような緊急のメッセージがポストされている。


>> ご協力お願い致します。血液型がRH(-)AB型の方がおりましたら小島由紀子に>一報く
>> ださい。又、情報がありましたら、御連絡いただければ幸いです。>(0422−39−3889)
>>
>> 〔内容〕
>> 知人方の奥さんが妊娠されておりますが、先日入院されました。病名は、
>>【全前置胎盤】です。(全前置胎盤胎盤が逆になって子宮口を覆っている為、>出産時は
>>帝王切開で胎児を取り出し、胎盤を除去する)出産予定は、8月初旬でありまし>たが、
>>この為、7月初旬(第一週位)に帝王切開し、胎児の取り出し及び、胎盤の除去>を行います。
>>
>>帝王切開の際、輸血が必要ですが、上記血液型の為、病院でも、輸血用血液が>全然
>>足りなく、また、集まるか否かが問題になっております。
>>
>>〔手術実施時期〕
>>7月上旬(第一週位)胎児が生まれて肺呼吸が出来るのがギリギリ34週である>為。
>>また、母体の状況によって、これ以前になる可能性あり。
>>
>>〔必要血液量〕
>> 約1〜10リットル。手術の状況により変化。多ければ多いに越したことは無い。
>>
>> 〔病院での確保量〕
>> 1.8リットル
>> 「内訳」
>> 600CC    関東中の血液センターより掻き集め確保。
>> 1.2リットル 3週間前より本人より備蓄用に採血。
>> (輸血用血液保存期間:3週間 の ため)
>>
>> 〔協力してくださる方〕
>> 1.平日(月・火・水 17:00頃迄) 日医大永山病院にて医師の説明を受け>た後血液
>> 検査(トータル約1〜2時間)
>> 2.6月中旬より採血開始  1回200CC 最大毎週3回で600CC(採血時間約10 >分)
>> 3.手術日 病院にて待機して頂きたい
>>
>> 1人分の採血量が200CC/回であることで分かるように絶対的人数が不足してお>ります。
>>
>> この件は、絶対自分で止めず、できるだけ、周りの友達、家族、親戚、会社関>係の
>>人に伝え、情報を収集してください。
>>
>> また、協力して頂ける方は、出来れば、3回採血して頂きたいですが、1回の採>血で
>> も、当日待機でも、構わないので、御協力お願い申し上げます。
>> 宜しく御願いします。
>>
>>協力できる人は、上の電話番号に直接連絡してください。>また、このメールを、自分の友人、知人の方に、”絶対”に回してく>ださい。>この病気は、母体、胎児ともに命に関わる危険なものです。>本当によろしくお願いいたします。
>>瀬戸
>>以上です。

げ、まるっきり文面が同じではないか。

と思ったら、次のポストにはこれがチェーンメールであるとの指摘。実際にAB型RH(-)の血液が緊急に必要となる事態は発生してたけど、すでに手術は無事に終わっていて、その最中に血液提供を呼びかけたメールがチェーンメール化されて出回っているとのこと。

人の善意につけこんだチェーンメールというのはたしかにタチが悪いけど、インターネットというテクノロジーそのものには善も悪もないわけで、これはしょうがないと割り切るしかない。

しかし、本当にけしからんのは、登場する人の名前こそ替えてあるけど、第二のチェーンメール作者はそれ以外の中身を十分にリライトしていないところ。人のメールをそのままパクって労を省くからには、それなりの努力を払わないといけないのだ。最近は、人の書いたものをそのままパクって、しかしそれがバレないようにするために、1日約26時間ほど頭を悩ませている私にとって、こうした怠惰な姿勢は許せない。

じゃあ、ここの2ページは何なんだ?

という話もある。が、これは論拠として引いたデータを整合性の検証が可能な形で提示しているのである。

26時間かけてもこの程度のリーズニングだもんな(ためいき)。


June 22, 2000

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