と言う事で話を戻すが、QBB著「新中学生日記1&2」を紹介するのだが、まずキャッチフレーズにぎゃふんと言わされる。「一生で一番ダサイ季節」…って(笑)。もちろん中学時代が一生で一番ダサイと言ってるのだが、その横には「男子も女子もへボへボ時代」とも書いてて(笑)、もぉ〜あの頃を思い出して恥ずかしいったらありゃし無い。とにかく久住昌之氏の原作と来れば、重箱のスミを突つく様なディティールが満載なのだろうと覚悟していたが、読後思っていた以上だった事に、思わず中学時代の卒業アルバムを引っぱり出してマジマジとながめてしまう程ノスタルジックな気分になってしまった。 何かのマンガ評で「『ちびまるこちゃん』ではヒデキやリンダがそう言ったノスタルジックな空気感のキーパーソンになっているが、久住氏の作品はそう言ったギミックを一切必要とし無い変わりに、それ以上にノスタルジックな空気を放っている」と書いていたが、正にそれである。「ちびまるこちゃん」はそれで面白いが、また違う感覚で恥ずかしくなってしまうのだ。しかし一見中学人間全否定のようなキャッチフレーズとは裏腹に、内容はいたって愛情溢れるほのぼのと…そしてドン臭い話しが実話を元に描かれているのだが、本書にも書かれている「大人の様な子供の様な、中途半端な人間達」の悲しくもおかしい中学生生態が克明に描かれている超一級の秀作である。 みなさんもそうであったように、吉田戦車いわく「ただそこに居るぞっ…と言うだけの存在」である中学生の中途半端な悩みを思う存分堪能してほしい、決して人事では無い筈である。
(写真2)「新中学生日記2」(青林工藝舎)980円+税 /突つけばいくらでも出て来るヘボへボ日記、パート1よりさらにへボ道を極めた中途半端な中学人間が送る最高のストーリー第2弾。
(写真3)「とうとうロボがきた」(青林堂)1200円+税/ひょんなきっかけで犬は欲しくなった新吉少年、同時に親の都合で東京から福島に引っ越す事に!。懐かしい小学校時代の思いでをつづるQBBの超名作。