今回のホビーオートロックは、ガンダム世代なら誰もが知っている「プラモ狂四郎」(写真)を特集する。
 82〜86年の講談社から出版されていた「コミックボンボン」と言う少年誌で連載していたマンガだ。コミックボンボンとは当時爆発的に人気のあった「ガンプラ」、いわゆるガンダムのモビルスーツのプラモデルをカラーページ等で扱っていた、コロコロコミックサイズの分厚い雑誌で、当時有るのはあった月刊ホビージャパンはガンダムも載っていたが、スケールモデル(戦車や戦艦等実在する乗り物のプラモデル)や映画のプラモ等の特集も多く、小学生には非常に難解な本だったため、ちょうどコミックボンボンの「これがパーフェクトガンダムだっ!!」とか言う見出しと、ちょっとしたプラモの写真だけで最高に盛り上がれたのだった。
 そのコミックボンボンがガンダム最盛期にサンライズ(ガンダムを製作していた会社)や、大河原邦雄(ガンダム等のメカデザイナー)等を巻き込み、一大ムーブメントを巻き起こした超話題作がこの「プラモ狂四郎」と言うマンガなのだ!
 まずストーリーを書くと…、と言うかほぼストーリーは無い、設定が細かく出来ているだけで、話しはよく分らないのだが、とにかく設定が面白い。
 まず京田四郎(1)と言うガンプラ大好き小学生が通う、クラフトマンと言う模型屋のマスター(2)が、その模型屋の2階に3年ががりでシュミレーションマシンと言うのを作る。シュミレーションマシン(8)とはモデラーが製作したプラモをセットすると、まるで本物の様にそのプラモデルをそのモデラーが運転出来て、対戦相手と戦っている様な感覚がバーチャル体験出来るマシンで、そんなもんどうやって模型屋のおっさんが作るんじゃ…と言いたくなるような設定で、それで狂四郎が強敵モデラーもどんどん倒して行き、仲間になったりライバルになったりして行く話だ
 。登場人物も割と気を使っていて、当時本当に有名だったモデラー等も登場する等、なにかしらリアルな感じもあってとにかく夢中だった、あと初期の登場人物や全巻に渡ってキーパーソンとなる登場人物を網羅しておくので参照して欲しい。
1:京田四郎 ( きょうだしろう )最強のプラモ大好き少年。ガンプラ(とくにガンダム)をこよなく愛し、その改造アイデアは一流のモデラーをも唸らせるほどの才能を持つ。あらゆる特訓に耐えプラモスピリットを極めていくなか、プラモ史上の傑作といわれているパーフェクトガンダムや武者ガンダムなどの作り上げる。
2:倉田 太 ( くらたふとし )通称マスター。狂四郎のよき理解者で、模型店クラフト・マンの経営者。大学時代より構想していたプラモシミュレーション・マシンを3年がかりで開発。人望も厚く、多くのモデラーとの交流は深い。太陽模型の村岡とは大学の同級生である。
3:丸山 健 ( まるやまけん )狂四郎にとって最高の親友でもあり、そして永遠のライバルでもある。狂四郎を越えるためサッキー竹田の軍門に下ることも。自らもプラモスピリットを磨き大きく成長する。
4:山根アキラ ( やまねあきら )となり町にある太陽模型店に所属するモデラー。プラモ帝国エンペラーのリーダーで、狂四郎の敵や味方として数々の戦いに参加する。
5:木田晃一 ( きだこういち )狂四郎、健とは万代小学校5年3組の同級生。プラモ作りはあまり上手くないが、プラモやメカの知識で狂四郎たちを手助けする。キー坊の愛称でしたわれている。
6:富田 ( とみた )九州出身の大学生モデラー。チャンピオンモデラーでもある彼が、狂四郎にプラモ特訓をおこないプラモスピリットを教えこむ。後に帰郷して教師になる。
7:倉田 緑 ( くらたみどり )マスターの一人娘。狂四郎に恋心を抱く女の子。純粋にプラモ作りを楽しんでいる。