香港自在
Vol.8 中国覗き見編
ビジネスの世界ではすでに有名な深せん(土へんに川)経済特区。日本企業の工場なども
次々に進出。物価は香港の10分の1だから、人もモノもすごい勢いで行き来する。
九広電鉄に乗って、終点の羅湖駅で降りる。ドアが開いた瞬間、大きな荷物を抱えた人々が、降りる人たちを
かき分けて車内に突進してくる。
ひゃー。
しょっぱなから、中国パワーに押され気味。駅を降りると、そのままイミグレーションへと進む。普段空港で受ける
パスポートチェックが、こんな列車の駅で行われるということに、島国の私は違和感を覚える。
中国・香港居住民のパスポート以外は、一応ビザをとらなければいけない。5日間の短期ビザで100HK$。
経済特区では香港ドルがそのまま通用する。ビザ発行の役人が非常に無愛想なのを、中国的だなーと感じる。
さて、街の中に一歩踏み出すと・・・
とにかく、目に入る建物全てがピカピカで眩しく現代的。
至るところで破壊&建築。
駅前の歩道が途中からぶったぎられ、なにやら工事中。
さすが中国。香港ではほとんど見かけなかった自転車がたくさん、元国家主席・橙小平氏の巨大な看板も。
街全体を、蓬花山のてっぺんから見下ろした景色。
手前に残る緑と、奥に見える中国広東省の山々に挟まれ、
日々開発を続ける深せんの街。
きっと、1年後に見たら、全然違う景色になっているんだろうなあ。